前回までは、白髪を「3つのパターン」に分けてお話ししました。今回はもう少し根本的な、「そもそも、髪はどうやって色がついた状態で生えてくるのか?」という、髪が作られる仕組みについてお伝えします。
髪は「着色」されてから生えてくる
髪の毛は、頭皮の奥にある「毛球(もうきゅう)」という場所で作られます。ここで細胞が元気に分裂し、積み重なっていくことで1本の髪になります。
実は、作られたばかりの髪はまだ「無色透明(白)」のような状態です。そこに色をつけるプロセスが同時に行われています。
- 色の工場: 「色素細胞」が黒いインク(メラニン)を作ります。
- 受け渡し: そのインクを、新しく作られた髪の細胞にバトンのように受け渡します。
この連携プレーがスムーズにいくことで、私たちは黒髪として髪が生えてくるのを実感できるのです。
逆に言えば、「インクが作れなくなる」か「インクをうまく渡せなくなる」と、髪は色のつかない「白髪」として生えてきてしまう……というわけです。
少しマニアックなお話でしたが、「髪は生えてくる瞬間に色をつけてもらっているんだな」となんとなくイメージしていただければ大丈夫です。
なぜ「着色」がうまくいかなくなるの?
では、なぜその連携プレーが乱れてしまうのでしょうか。その主な原因は、大きく分けて3つあります。
- 遺伝
- 加齢
- 生活習慣
これらが重なると、色の工場がパワーダウンしたり、工場の源が空っぽになったりしてしまいます。
特に「ストレスで白髪が増える」と言われるのは、ストレスが血管をギュッと縮めて血流を悪くし、工場へ材料(栄養)が届かなくなるから。さらに、体をサビつかせる「活性酸素」も増やしてしまうため、工場にとっては大ダメージなのです。
白髪の仕組みを知ると、日々のちょっとした「巡り」を良くすることが、いかに大切かが見えてきますね。
次回も引き続き、この原因について深掘りしていきたいと思います!

