美容師なのに私が美容室に行きたくなかった時期があったのは長男を亡くしたあとの時期でした。
産後脱毛とおそらく精神的なところもプラスαでごっそりと髪が抜け続けていて、カット中に聞かれるだろうな…とか、自らその話しをできる雰囲気でもないし…話し始めたら悲しくなってきちゃうし…。
後輩のところに行く選択にしても楽しく話せない、会話を返せない、まわりの雰囲気考えたら自分の席だけそんな空気で…となりの人にも聞こえてるよね…とグルグルと色んな思考でいるとスッキリしたくても行けない場所でした。
その後長女が生まれてしばらくしてから美容室に行くまで伸ばしたまま、髪もたくさん抜けるのでしばっていました。
美容室って華やかでおしゃれなイメージ
美容師って服装も自由で個性があり派手なイメージで、美容室のイメージもきっとそこから派生している華やかさがあるのだと思います。産後脱毛の経験から華やかな雰囲気で過ごす場所でなく、なんか晴れないような気持ちで行ってもなんとなくわかっていて話せるような美容室があっていいよねと言って漠然と思っていました。うまく言葉にできなかったけれど私の中で美容室の見え方、いち美容師としての在り方を考えることに繋がる経験になり、その経験が少しずつ行動に移りました。
行動に移した先の変化
産後脱毛の経験と今までのサロンワークの知識以外に考えるとするならば、なぜそういった脱毛が起きるのかを知るために毛髪診断士の資格を受けてみようと思いました。そんな旗が立ってくると自分がまだ漠然としながらも別の視点での美容室像をもち始めながら勤められるところを探していました。そんな時に目にとまったのが誰にも会わない1:1のプライベートな育毛サロンでした。美容室ではないし、毛髪診断士の資格をこれから取ろうかと、それから募集をしているか相談に電話をしたら取らなくてもうちで働いたらどうですかという流れになりました。
そこからは今までの美容師人生の中では聞けなかった髪と頭皮に対して深い悩みを持つ方との出会いでした。その先にまた変化したのは増毛エクステとの出会いでした。見た目が変わることにこんなに気持ちも変化するんだと更に私の気持ちも一緒に変化が進みました。
思ってた以上に苦手だった
1:1で接する空間でお仕事するようになり、また色んな気持ちをお聞きすることが増えました。
美容室にいってウィックを外すのがためらう、美容師さんにも周りにも見られるし行きたくなくなる。美容室にいってシャンプーをしたことがないといったお話をきくようになり、なぜシャンプーをしたくないかというと髪が濡れてペタっとなってしまうでしょ…といった思いを抱えた方が多かったり、髪の量が少ないから少ない量でシャンプー済みますよと言われたという話しにはなんとも驚愕でした。
美容室が苦手💦という意識になるのはそうだよね…と思い、美容室のメニューで1番気持ちの良いシャンプーを長年された経験がない方に不便さを感じました。誰にも見られない聞かれない空間で、髪のお悩みをお話できる空間を過ごしていただくサロンに実現できるまでだいぶ時間がかかりましたが、15年前にフワッと描き想っていたことからマンツーマン美容室の経緯になりました。紛れもなく1人ではできなかったこと沢山のサポートのおかげなので、私も髪を育てるサポーターとしてお役に立てる存在を目指します。
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正しい頭皮ケアを始めることで抜け毛が減っていき、
毛穴が死滅していなければ通常3ヶ月から生え始めます。
まずは頭皮の状態を知ることが重要です。
日々のシャンプーで頭皮の血行をよくしながら毛穴の汚れを取り除くことが
健康で若さのある髪を作るのです。手遅れになる前にご相談ください。
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